総合職女性は結婚できない?統計データと5つの選択肢で考える【2025年最新版】

総合職女性は結婚できない?統計データと5つの選択肢で考える【2025年最新版】

総合職として働く女性の離職率65.1%、転勤者の60.5%が未婚。そんな現実から総合職女性は結婚ができない、なんて言われることも。しかし結婚するかしないかはあなた次第。継続、エリア総合職、一般職、転職、パートナー選び。あなたらしい道を一緒に考えましょう。

総合職女性の結婚を取り巻く現実|まずは数字を見てみましょう

「総合職として働き続けたい。でも、結婚や出産との両立って、本当にできるのかな…」

そんな不安を抱えている方は、決して少なくありません。客観的なデータを見ると、確かに簡単ではない現実が見えてきます。

離職率について

内閣府男女共同参画白書(平成25年度)のデータを見ると、総合職女性の10年後に残っている割合は34.9%です[1]。つまり、65.1%の方が何らかの理由で離職されています。男性の場合は37.1%なので、約1.8倍という数字になっています。

さらに気になるのは、企業の約半数(48.9%)で、10年前に採用した総合職女性が一人も残っていないという調査結果です[1]。

転勤と結婚の関係

厚生労働省の「企業における転勤の実態に関する調査」(2016年)では、約6割の企業で「ほとんどの女性転勤者が未婚」とい回答しています[2]。読売新聞の調査でも、転勤があることで「結婚しづらい」と感じている女性は約40%(男性は30%)います。[3]。

結婚後はどうなる?

ニュースキャスト(2021年)の調査によると、「結婚後も総合職として働き続けている女性は8.3%」という結果でした[4]。90%以上の方が、何らかの形で働き方を変えているということですね。

これらの数字が示しているのは、「総合職女性は結婚できない」ということではありません。むしろ、「自分に合った働き方を選ぶことが大切」ということなんです。

どうして総合職女性は結婚との両立が難しいの?

転勤という大きなハードル

厚生労働省の調査では、総合職の33.7%が全国転勤の対象になっています[2]。JILPT(労働政策研究・研修機構)の調査では、既婚女性総合職の19.7%が国内単身赴任、29.8%が海外単身赴任を経験されているそうです[5]。

転勤があると、結婚相手を探すのも難しくなりますし、出産や育児の計画も立てにくくなってしまいますよね。

キャリアの先が見えにくい

厚生労働省「雇用均等基本調査」(令和3年度)によると、女性管理職の割合は部長級で7.8%、課長級で10.7%、係長級で18.8%となっています[6]。長時間働いても、なかなか昇進できないという現実に直面している方も多いようです。

総合職同士のカップルならではの悩み

Unistyleの記事によると、お互いに総合職で、特に総合商社や外資系で働く女性がパートナーより収入が多い場合、転勤の調整や家事分担で難しさを感じているケースが増えているそうです[7]。昔ながらの「夫が稼ぎ、妻が家を守る」というモデルが当てはまらない時代になっているんですね。

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あなたに合った選択肢を探してみませんか?5つの道

結婚と仕事、どちらも大切にしたいあなたへ。自分の価値観や人生設計に合わせて選べる道を、一緒に見ていきましょう。

【選択肢1】総合職を続ける

メリット:

  • キャリア形成と収入の最大化
  • 管理職登用の可能性
  • 幅広い業務経験

デメリット:

  • 転勤リスク
  • 長時間労働による育児との両立困難
  • パートナーとのキャリア調整の複雑さ

こんな方に向いています: 仕事を何より大切にしたい、パートナーが転勤に一緒についてきてくれる、会社の育児支援がしっかりしている、という方。

【選択肢2】エリア総合職(地域総合職)に変える

エリア総合職は、決まった地域の中だけで働く総合職のことです。最近、大手企業でも導入が増えている「第三の選択肢」として注目されています。

メリット:

  • 転勤なしで総合職業務が可能
  • 一般職より高い給与水準と昇進機会
  • ワークライフバランスの確保

デメリット:

  • 給与は全国転勤総合職より10~20%低い
  • 企業によっては実質的に一般職扱いの場合も
  • 導入企業がまだ限定的

こんな方に向いています: キャリアも大切にしたいけど転勤は避けたい、住む場所を変えたくない、という方。

【選択肢3】一般職に変える

メリット:

  • 転勤なし、定時退社が基本
  • ワークライフバランス重視の働き方
  • 育児との両立がしやすい

デメリット:

  • 生涯賃金で1億~1.5億円の差
  • 昇進・昇格の機会が限定的
  • 企業によっては一般職廃止の動き

こんな方に向いています: 収入よりも時間の余裕を優先したい、子育てや介護にしっかり向き合いたい、という方。

【選択肢4】転職する

どんな転職先があるの?:

  1. 転勤のない会社: 地域に根ざした企業や中小企業
  2. 外資系やスタートアップ: 男女の役割分担が少なく、リモートワークもしやすい
  3. 専門職: 法務、経理、プログラマーなど、スキルが明確な仕事

こんな方に向いています: 今の会社の雰囲気に限界を感じている、専門的なスキルを活かしたい、在宅で働きたい、という方。

【選択肢5】結婚相手の選び方を見直してみる

Unistyleの記事では、お互いに総合職の場合、将来のキャリアプランや家事・育児の分担について、結婚前にしっかり話し合うことが大切と書かれています[7]。

検討すべきポイント:

  • パートナーの転勤可能性と柔軟性
  • 家事・育児の分担意識
  • 共働き前提の経済設計
  • 将来的なキャリアチェンジの可能性

こんな方に向いています: パートナーと価値観を共有することを何より大切にしたい、共働きで人生を設計したい、という方。

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当結婚相談所で成婚された総合職女性の声

ここで、実際にご成婚された総合職女性の声を2つご紹介させていただきます(プライバシー保護のため、詳細は変更しています)。

Aさん
(女性、29歳、ベガバンク勤務)

私は「転勤があるから結婚は無理」と半ば諦めていました。でも婚活を始めて3ヶ月後、同じく総合職のBさん(IT企業・リモートワーク中心)とお見合い。お二人とも「仕事を大切にしたい」という価値観が一致し、「転勤になったら一緒について行くこともできる。自分はリモートで働けるから」とBさんが言ってくれ、結婚を決意しました。忙しいながらも楽しく生活しています。

Bさん
(女性、35歳、外資系メーカー勤務)

年齢的に焦ってはいたものの、仕事も続けたい思いから結婚相談所に入会し、仲人の方に結婚と仕事を両立させたいことを相談しました。お相手の条件についてアドバイスをいただき、今の夫と出会いました。彼は公務員で「妻にはキャリアを続けてほしい。自分が家事育児をしっかりやります」という考えの持ち主。夫の方が帰りが早いので積極的に家事をしてくれて、今後子供を授かることができても、夫となら育児も乗り越えていけると思っています。

まとめ|あなたらしい選択が、きっと見つかります

統計の数字を見ると、確かに厳しい現実があります。でもそれは、「総合職女性は結婚できない」ということではなく、「自分に合った道を選ぶことが大切」ということなんです。

  • ✓ 総合職を続ける65.1%が離職していますが、34.9%は続けています

  • ✓ エリア総合職: 転勤なしでキャリアを積める「第三の道」

  • ✓ 一般職に変える: 生涯賃金で1億円以上の差はありますが、時間の余裕が手に入ります

  • ✓ 転職する: 外資系やIT系で、新しい働き方を探してみる

  • ✓ 相手選びを見直す: 共働きを前提にしたパートナーシップを築く

一番大切なのは、あなた自身がどう思うか、です。「仕事」「結婚」「子育て」「収入」「自分の時間」。この中で、何を一番大切にしたいですか?その答えに、正解も不正解もありません。

いろいろなデータや選択肢を知った上で、あなたが納得できる道を選んでください。迷ったら、人事部の方、キャリアカウンセラー、パートナーに相談しながら、焦らず一歩ずつ進んでいきましょう。

あなたらしい選択が、きっと見つかりますよ。

参考文献

[1] 内閣府男女共同参画白書(平成25年度) – 内閣府男女共同参画局, 2013年

[2] 企業における転勤の実態に関する調査 – 厚生労働省, 2016年

[3] 転勤で「結婚しづらい」女性4割 男性は3割 – 読売新聞, 2017年

[4] 総合職女性、結婚後も働き続けるのは8.3% – Newscast, 2021年

[5] 企業の転勤の実態に関する調査 – JILPT(労働政策研究・研修機構), 2017年

[6] 雇用均等基本調査(令和3年度) – 厚生労働省, 2021年

[7] 転勤あり総合職同士の結婚という新しい問題 – Unistyle, 公開日不明

PROFILE

結婚相談所の代表カウンセラーとして約10年間、200名近くの成婚者を輩出。所属協会からは成婚優秀賞や入会優秀賞などを受賞。お客様一人ひとりに寄り添い、最適なパートナー探しをサポートすることに情熱を注いでいます。

監修者:結婚相談所アイビジョン代表カウンセラー 小島千恵

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