シニア世代、今の婚活事情

最近では、「婚活」と言う、結婚への取り組みが広く世の中に浸透しています。「自分の身の周りに出会いがない」「友人などはいるが、結婚したいと思える方がいない」等の理由から、積極的に出会いの場を広げる取り組みです。今までは、結婚適齢期である30代前後の男女が主体となっていましたが、近年では子育てや仕事にひと段落したシニア世代の婚活が盛り上がりを見せています。

50代、60代の婚活事情

50代、60代と歳を重ねると、今までよりも外出が苦になったり、人と話す機会も減ってきてしまいがちです。そうなると当然、新しい出会いも縁遠いものになってしまいます。仕事や子育てと言った忙しい生活もひと段落し、自由な時間を持てるにも関わらず、一人の時間が多いと言う方は少なくありません。
シニア世代は、趣味や新たな学び、旅行など楽しめる第2の人生を考える時期でもあります。せっかく多くの楽しみが待っている世代でもあるのに、一人ではつまらない、楽しめないと言う方も多いのです。今まで一度も結婚を経験したことがない方も、この先の人生にパートナーが欲しいと願うこともあるでしょう。また、結婚経験はあるものの、パートナーを喪った方や別れた方も同じ思いを抱いたことがあるのではないでしょうか？そんな思いを抱えた方が、今盛んに婚活を始めています。

シニア世代の未婚事情調査

シニア世代ともなると未婚である人の割合も増え始めます。男性では5人に一人が、女性では10人に一人が独身です。その独身者の婚姻歴は、最も多いのが未婚で、男性が約70％、女性は65％となっており、次には離別者が多く、男性が25％、女性が30％となっています。死別者も全体の4割と多く、積極的にサークル活動や趣味の活動を行っている方なら、新しい出会いもあり、恋人がいると言う方もいるようですが、大半の方は出会いに無縁であると答えています。ですが本音としては、良い方がいれば結婚したいと考えている方も多いようです。人生のパートナーの希望条件としては、人柄の良い方、価値観の合う方と言った意見が最も多く、またシニア世代ならではの健康を重視する声も多く聞かれました。