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死別後の再婚は難しい?再婚前に知っておきたいポイントとは
死別というのはつらいことです。
しかしその経験を乗り越えた先で再婚という選択をすることは悪いことではありません。これからの人生を共に過ごしていきたいと思える相手と巡り合えるのは非常に喜ばしいことです。
とはいえ、死別再婚に当たっては事前に話し合っておくことや決めておきたいことや知っておくべきことも存在します。
新たな相手と新しい幸せな人生を進んでいくためにも再婚までに設けられている期間や戸籍など、死別再婚をする際に気になる点について解説していきます。
死別再婚が難しいと言われる理由は?
死別再婚とは配偶者が事故や病気などで亡くなり、その後に別の人と再婚をすることです。
一般的な離婚とは異なり、相手のことが嫌で別れているわけではないため気持ちの整理も付きにくく、再婚率は10%を下回るとされています。
これは死別によるショック、死別した相手と比べてしまう、世間の目が気になる、子どもがいるなど様々な問題があると考えられています。
死別から再婚迄の期間について
死別から再婚迄は性別によってその期間制限が異なります。
男性が死別再婚する場合ですが、死別後の期間制限は存在しません。そのため、法律上は死別後すぐにでも再婚することが可能です。
女性が死別再婚する場合は一部の例外を除いて死別後100日が経過をしている必要があります。女性にこのような制限があるのは、女性が妊娠していた場合にすぐに再婚をすると生まれてきた子どもが死別した夫との間にできた子どもか、再婚相手との間にできた子どもかが分からなくなることを避けるためにこの期間が設けられています。
そのため、死別時に前の夫との子どもを授かっていた場合などは死別後100日の期間制限は適用されません。これについては法律で規定されているため、あなたが期間制限の対象となるか知りたい場合は弁護士に相談するのも1つの方法です。
しかしこれはあくまでも法律上で設定された期間であり、実際には期間が経過したからといっても男女ともすぐには再婚しない人が多数派となっています。
死別再婚後の戸籍について
死別再婚後の戸籍についてはどうなるのでしょうか。日本では男性が戸籍の筆頭者となる場合が多いため、このケースについて紹介していきます。
まず男性が死別再婚する場合ですが、新たな配偶者と再婚した場合には新しい配偶者がその戸籍へ入ることになります。つまり、死別した妻や前妻との間にできた子どもの記載がある戸籍の中へ新しく入るようになります。
あなたや再婚女性がこれを嫌がる場合は転籍という対応をすることで、再婚する男性と新しい妻の2人だけの戸籍を作ることも可能です。
これには2人の気持ちや考え方が非常に大切になってくるため、再婚手続きをする前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
次に女性が死別再婚する場合ですが、女性は死別再婚をすると再婚相手の男性を筆頭者として新たな戸籍が作られます。
なお、姓については死別再婚以外の場合と同様、夫婦どちらかの姓に合わせる必要があります。
お墓について
死別再婚をする場合、お墓に関しても「死別した相手のお墓の管理をどうしていくか」「どちらのお墓に入るのか」大きく2つの解決すべき点があります。
まず死別した相手のお墓の管理についてですが、
1. 自分で管理する
2. 子どもに管理してもらう
3. 死別した配偶者の親に管理してもらう
4. 死別した配偶者の兄弟や親戚に管理してもらう
以上の4つが主な管理方法となります。
子どもに管理してもらう場合は子どもがしっかりとお墓の管理ができるくらいに成長していることが必要になります。まだ子どもが小さい場合は自分や死別した配偶者の親、またはその親戚を頼りながら子どもが成長するまで管理していくことも必要になります。
死別した配偶者の親に管理してもらう場合、しばらくは問題がなくとも年を重ねることで管理が難しくなる可能性もあります。死別した配偶者の親にお願いする場合はこういった時にはどうするのかを事前に話し合っておくことが必要です。
お墓に似たものとして仏壇や位牌をどうするかについても考えておくことが必要です。これについては明確な正解は存在せず、死別した配偶者の両親に預ける場合やお寺で供養してもらう、再婚後も一緒に持っておくなどが考えられます。背景には様々な事情や気持ちがあるため、あなたと再婚相手で納得できるように話し合うようにしましょう。
死別再婚したあなたがどちらのお墓に入るかについてですが、これには明確な決まりごとはありません。あなた自身がどちらのお墓に入るかを選択することができますが、一般的には再婚相手と同じお墓に入ることが多いようです。
どうしてもどちらかに決めることができない場合や、どちらにも入りたいといった場合には分骨という方法を選択することで両方のお墓に入ることも可能です。
子連れ再婚について
子連れ再婚は死別した配偶者との間にできた子どもを連れて再婚をすることです。
子どもが小さければなかなか再婚相手を受け入れることができない場合や、あなたとの仲が悪くなるといった場合もあります。
子連れ再婚はあなたと再婚相手だけが納得すれば大丈夫ではありません。再婚相手と子どもがしっかりと関係性を作ることができるかどうかも重要なポイントになってきます。
子連れで死別再婚をする場合、事前に子どもに対してもしっかりと会話をすることで子どもの気持ちも確認しながら手続きを進めていくことが必要になるでしょう。
再婚時の手続き方法とは
死別再婚をする場合ですが、手続きについては初婚時と特に変わることはありません。
しかし、子連れ再婚である場合で養子縁組をする場合は別に手続きが必要になります。
死別再婚時の必要書類
死別再婚時に必要になるのが以下の3点です。
1. 婚姻届
2. それぞれの戸籍謄本1部
3. 役所で本人確認をする際に使用する身分証明書(運転免許証やパスポート等)
この3つがそろっていれば役所に行き書類を提出することで再婚することができます。
初婚時と異なる点として婚姻届を記入する場合に前の配偶者と死別した日付を記入する必要があるため、忘れずに確認しておきましょう。
養子縁組をする場合
養子縁組とは血の繋がりがない親子の間に、血の繋がっている親子と同じ関係性を持たせるために必要な手続きです。
この手続きを行う場合には
1. 普通養子縁組届
2. 養育する親と子どものそれぞれの戸籍謄本(本籍地以外で手続きをする場合)
3. 役所で本人確認をする際に使用する身分証明書(運転免許証やパスポート等)
この3つがそろっていれば役所に行き書類を提出することで手続きすることができます。
なお、子連れ再婚は必ず養子縁組しなければならないというわけではなく、養子縁組をしないという選択をすることもできます。養子縁組をすることによるメリットとデメリット、しないことによるメリットとデメリットをそれぞれしっかり認識した上で決定することが大切です。
まとめ
今回の記事では死別再婚が難しいと言われる理由と、死別再婚をする場合に知っておきたい点について
1. 死別から再婚迄の期間
2. 死別再婚後の戸籍について
3. お墓について
4. 子連れ再婚について
の4点を紹介しました。
死別した人が再婚する確率は10%にも満たないと言われており決して高い再婚率とは言えません。しかし死別再婚は悪いことではありません。これからの人生を共に過ごしていきたいと思える相手と巡り合えたのですから、むしろ嬉しいことともいえるでしょう。
次の配偶者とこれからの人生を幸せに過ごしていくためにも、死別再婚前にはしっかりと話し合い、解決が必要なことがあれば事前に再婚前に解決しておくようにしましょう。