家庭の在り方を作っていく時代に
1)皆さんはどんな家庭で育ちましたか?
2)ご両親にどのように育てられましたか?
3)両親の夫婦中は今思えばどうだったでしょうか?
4)あなたは家族の中でどんな役割を担っていましたか?
良くできた良い子、ひょうきんなムードメーカー、
しっかりものの頼れる存在などなど一緒に旅行に行ったり、食事をしたり、喧嘩したり、
きっと10人いれば10パターンの家族のストーリーがあるのでしょうね。
しかし、10パターンあれけれど、今婚活をされている多くの方の家庭は、
お父さんが会社で働いて、お母さんが家事をする。
そんな家庭が私たちの育った時代のスタンダードな家族の形ではなかったでしょうか?
今のように、民間企業でのリストラ不安などなく、給与は右肩上がりに上がって行く、
女性のキャリアは結婚して家のことをやり家庭を支える・
私たちが子供のころ、私達の親が築いた時代はそんな感じだったように思います。
私達はそんな家庭で育ったので当然、家庭を築こうとしたとき、同じような役割やイメージを
持っています。
たとえば、ある女性は
自分の母親はいつも、家のことを自分はやらなければならない被害者意識が強かった。
なぜなら、父親は家庭を顧みずいつも仕事に没頭していて家に帰るのは寝る時だけだった。
というような家族のストーリーを持っているとお嫁さんになることは
「家のことをやらされる家政婦」といったイメージを持っているために結婚に否定的な女性もいました。また、両親に「女の子はいずれ結婚をするから、控えめで協調性が大切」といわれて育てられたので働く上で自分のキャリアを選択することを全く考えていなく自分はいずれ専業主婦になるつもりだ」と思っていたけれど、専業主婦ができるほどの収入の男性とはなかなか結婚できず困っている女性もいました。
では男性はどうでしょう??
男性は、家庭を顧みず仕事人間で、家族を経済的に支える
父親のイメージといったところでしょうか?
ある男性は
自分の父親は仕事、仕事に追われていて時間がなく、まさに会社人間でなんだか人生を楽しんでいるようには見えなかったそのために、”家族のために”という人生に疑問を感じている。家族を経済的に支えるまでは、結婚は難しい、、一人前になるまでは、、、とおっしゃいます。婚期を逃した多くの女性は長く付き合っていた男性に上記のようなことを伝えられるようですが、、、、
では、この給料が上がらない時代にいつになったらあなたは男として一人前になるのでしょうか?このように男性においても女性においても自分が育った家庭の
イメージをそのまま現在の状況に当てはめてしまいますが、それではいっこうに結婚に一歩踏み出すことは難しいのが現状なのではないでしょうか?
そのために、パートナーとお互いの人生のビジョンやライフワーク、家庭のあり方などの
将来設計を話し合い落とし込んで行く必要があります。私の結婚相談所では結婚前の男女にカップルカウンセリングを実施しております。
そこでは、まず男性、女性一人づつ面談をして
1.自分のこれからの人生設計
2.今後大切にして行きたいこと
3.自分の理想とするライフワークワーク
4.仕事のキャリア設計
5.築いて行きたい家庭のイメージ
などを各自がビジョンシートというものに落とし込みます。その後、作成したビジョンシートについてお互いがプレゼンテーションをする時間を持ちます。この時点で、相手のビジョンシートの結果が想像通りだったという人はほとんどいません。相手の知らない部分や、新しい発見があるようです。または、マイナス部分が見えたりお互いのズレを感じるようです。経済産業省の報告では現在3組に1組が離婚する時代になっている現在では、お互いの「リアリティショック(ギャップ)」をできるだけ埋めておくことが結婚生活をスタートするうえでとても重要になってくることだと思います。だから、結婚前にマイナス部分やズレをできるだけ、見つけて話し合っておくことはとても重要です。
そして、お互いの未来を受け止め応援できるような関係ができた時、
始めて今までとは違う新しい家庭のあり方を作っていく第一歩を踏み出すことができるのだと思います。多くの人は結婚生活についてぼんやりとした創造しか持っていません。ましてや、そこに好きという感情が乗っかってくるとすべてをポジティブに捉えてしまいます。それも結婚に踏み切るにはとても大切な要素ですが、少し冷静になってシュミレーションしてみると「幸せな結婚に一歩近づく」と思いますよ^^