「結婚したくない」男女の理由とは？

近年では「結婚したくない」と思っている男女が急増しています。
生活スタイルの変化など、様々な要因があるかと思います。
この記事では、なぜ「結婚したくない」人が増えているのか、その理由を男女別に詳しく説明します。
結婚したくない理由を知ることで、婚活を進める上でなかなか結婚に踏み切ってくれない相手の心理がわかるかもしれません。
では、結婚したくない人の心理について確認していきましょう。

「結婚したくない人」は増えている？

「結婚したくない人」は近年の生活スタイルの変化によって多くなってきています。
では、時代によって結婚したくない人の割合はどう変化してきているのか、ここでしっかり説明をします。
さらに結婚しないことによるメリット・デメリットも紹介します。

①生涯未婚率の推移について

はじめに、日本の生涯未婚率の推移について
内閣府が作成した「男女共同参画局　第1部　少子化対策の現状」より
生涯未婚率の推移のグラフを見ていきましょう。

50歳時点で一度も結婚したこと無い人の割合は
２０１５年発表データでは男性２３．４％、女性１４．１％となっています。

昭和の時代とは違い、現代では男性だけでなく女性も結婚後は働く時代です。
そして、男女共に「結婚」に対する考え方に変化があり、自由を望み結婚したくない人が急増しています。

結婚したくない男性の理由とは？

男性は女性よりも結婚の手続きなどで変わることは少ないです。
ですが、男性も男性で結婚したくないという考えを持っている人が増えています。
ここからは、なぜ結婚したくないのか？その理由を詳しく説明します。

①結婚することが幸せだと感じられない

自分の周りにいる既婚者が幸せに見えないために、結婚することが幸せだと感じられない男性が多くいます。
会社や友人との飲み会などで、家族との不満を聞かせれることにより、結婚することが必ずしも幸せだと思えなくなり
結婚願望を失う男性も多いのです。

結婚して幸せだと感じている人はたくさんいますが、どうしてもネガティブな話というのは注目されがちです。

②友人との時間が減ることに不満を感じる

独身だと、友達と毎晩のように飲んでいたけど、結婚したらほとんど会えなくなったという話はよくあることです。
とくに２０代の男性は友人との時間が少なくなるのを懸念し、結婚をためらう男性も多いようです。

結婚するとパートナーと過ごす時間を優先することになりますし、さらに子供が生まれれば子供と過ごす時間も増えます。
「自分の時間を自由に使いたいから結婚したくない」と思っているのであれば、結婚に踏み出すことは難しいでしょう。

③結婚に対して責任が持てるか心配

正社員として働いている人でも、「今後、妻や子どもを養っていけるのか不安」と考え結婚したくないと考える男性はいます。

大手企業に勤めていても将来はそこに在籍しているかが危うい時代、働いている年数に比例して必ず給料が上がるかはわかりません。

様々な事情から経済的に自信が持てない男性は多く、結婚して子供ができたら養っていけない・カツカツの生活が待っているから結婚できないと考えてしまうのです。

今の時代は夫婦が協力して家計を支えないと厳しい時代と言えるでしょう。

④結婚式や親族との関係を持つのが面倒

結婚式に数百万円もかかることや親族との関わりを面倒だと感じ「結婚したくない」という男性も多くいます。

給料が上がらな人が多い時代、「婚約指輪に最低何十万円」という話を聞くだけで、「それなら自分の好きなものを買いたい」そんな風に感じている男性は多いことでしょう。

また、結婚してから親族と関わることが面倒と考える方が多いようです。

もちろん男性だけでなく女性も相手方の親族と関わるのが嫌だと感じる方が多いですが、男性はとくに相手の親族と関わることを面倒と考えている人が多いようです。

さらには対面で合うことが億劫に感じるだけでなく、年賀状やお歳暮、冠婚葬祭のことなど考えると結婚はせずに独身のまま交際を続けていきたいと感じる男性も多いです。

結婚したくない女性の理由とは？

昔であれば、ある程度の年齢を迎えると「結婚しなきゃ」と焦りを感じる女性は多くいました。
しかし今では、結婚したくないと思う女性が増加しています。
では、どういう理由でそうなるのか３つの理由について詳しく説明します。

①お金や時間を自由に使いたい

現代では、女性も仕事をしっかりとこなし、キャリアを積むことができる時代です。
仕事を続けていればお金だけでなく時間にも余裕ができ、自分のやりたいことに投資する女性が増えています。
また、女子旅を楽しんだり、自分のキャリアアップのために勉強する時間を増やしたりと、結婚をしないことでお金も時間も自分磨きのために充てることができます。

しかし、結婚となると相手との時間を優先したり、子どもが生まれれば仕事をどうしても優先できなくなるので、自分の時間が取れなかったりすることが考えられます。
結婚したくないと感じる女性にとって、自分へ投資するお金や時間が減ってしまうのは嫌なのです。

②子育てをしたくない

「女性は子供が好き」という考えを持っている方はいますが、すべての女性が子供が好きとは限りません。
子供は可愛いと感じていても、育てるとなると思っている以上に本当に大変なことです。
子供が小さいうちは四六時中一緒にいなければならないことが多いです。

自分の時間を取ることができるのは、ある程度子どもが大きくなってからではないと難しいです。
パートナーが積極的に子育てに関わってくれればいいですが、そうでないこともあります。

「自分には育てられないかも」「子育てをするのが嫌だな」と考え、結婚したくない女性も増えてきているのです

結婚しないことよるメリットとデメリットとは？

では、ここからは結婚しないことによるメリットとデメリットを詳しく説明していきます。
結婚したくないのであれば、メリットもそうですがデメリットも真剣に考えておく必要があります。

とくに結婚は歳をとってから「やっぱり結婚したい」「結婚して子供が欲しい」と考えていても、その選択肢が既に無くなっている可能性があります。
ですので、若いときに「結婚したくない」と考えるのは自由ですが、将来について覚悟はしておいたほうが良いでしょう。

メリット①：自由な時間と自分なお金が使える

男女共に結婚しないメリットの１つとして、自由な時間が作れる、金銭面で自分の思った通りに自分だけに使えるといった点が大きいです。
自分の趣味や思い立った時に旅行に行けたりと「自由な時間とお金の使い道」は、結婚していない男女にとってとっておきのメリットとなります。

また、結婚しなければ親族関係の関わりも無いため、余計なストレスを感じずに済むことができます。
年齢を重ねても人生への挑戦や失敗に躊躇することなく挑めるのもメリットとなります。

メリット②：自由な恋愛ができる

結婚は「生涯その人だけを愛する」ことを誓います。
結婚をすると他の人に恋愛はできません。
結婚しなければ、いろんな人と自由に恋愛を楽しむことができます。
その時の状況で自分に合う人と恋愛ができるのです。
「いろんな人と自由に恋愛を楽しみたい」と考えている人は結婚しないことでしょう。

デメリット①：老後が一人になる

一生独身であるということは、老後も一人で生きていくということになります。
今は若くて自由を楽しめるかもしれません。

しかし、周囲が次々に結婚して家族をもつ中、自分はずっと一人で居なければなりません。
そうなると自由を持て余すことになります。

「結婚」という選択をしないと、老後の心配や経済的な心配をしていかなければなりません。
すべて一人で抱えることになりますので、相談できる相手はいても自分自身で解決する必要があります。

一人のままだと、病気や怪我をしても頼れる人がいない可能性が高いです。
「孤独死」という言葉がありますが、老後一人で過ごす不安や不安定な経済環境を一人で抱えなくてはいけません。

デメリット②：両親に心配をかける

結婚しないままでいるのは、決して自分だけの問題ではありません。
自分の両親にも大きな心配をかけることになります。

親であれば誰しもが自分の子供に幸せになって欲しいと考えていることでしょう。
家族を持って欲しいと願うでしょうし、孫の顔を見せて欲しいという思いもあるでしょう。
結婚しないということは、そんな両親の思いに応えることができないのです。

「孫の顔が見たかった」と親に言われてしまい、自分の両親を悲しませてしまい親孝行できないという点もデメリットとなることでしょう。

ここまで「結婚したくない人」は何故結婚したくないのか？その理由や結婚しないことでどうなるのかを詳しく説明してきました。
この記事を読んでもらったことで、男女別の「結婚したくない」理由を少し理解していただけたかと思います。

相手との結婚話を進めていくうえで、お互いの考えが行き違うことも考えられるでしょう。
ですので、今後どうしていきたいのかをしっかりと話し合うことが重要です。

また「結婚したくない」と強く考えている方の意思を変えるのは本当に大変なことです。
もし、自分自身が結婚というゴールを求めているなら、結婚したくないと考えている相手と交際関係を続けるのかどうかもしっかり考える必要があります。