よくある質問&各サービスブログ
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公務員の加入するkkrと厚生年金の違いとは
kkrは公務員の加入する共済組合で、
いわゆる一般会社員が加入する厚生年金と
基本的に同じ役割を担います。
ですが厚生年金とは大きく異なる点が
いくつかあります。
ここでは厚生年金とkkrの違いについて
みていくことにしましょう。
1.年金額の違い
何といってもkkrの最大のメリットと
うたわれているのが、職域加算です。
厚生年金にはこのような加算制度はなく、
公務員の加入するkkrならではの制度と言えます。
一般的に、生まれた日が一緒で、
給与や勤続年数が一緒の会社員の場合、
収めるべき金額は同一となり、
当然支給される年金額も一緒になります。
ですが、公務員の場合、
会社員と同じ条件でも、
年金額はこの職域加算が適用されるため、
実際に支払われる金額は多くなる
ということになります。
厚生年金が2階建てと言われるのに対し、
公務員はこの職域加算があることで
3階建てと言われています。
この職域加算の計算法は
年収÷12×1.154/1000×加入期間
となります。
(平成15年4月以降の計算法で、
スライド率は考慮しない場合)
単純に言えば、加入期間が20年以上ある場合は、
約2割ほど多くもらえる計算となります。
2.支払う保険料が違う
厚生年金の年収ベースの保険料率は
平成26年9月の場合、17.474ですが、
公務員共済の保険料率は16.924となっています。
平均年収が40万円の場合、
(等級などを考慮しないで計算)
単純に計算すると厚生年金では、
34,948円支払う必要がありますが、
公務員の場合、33,848円と
支払う額は少なくなっています。
3.今後の格差統一
こうした厚生年金と共済年金の
不公平をなくすため、2017年の10月から
厚生年金と共済組合を一本化し18.3%の
保険料率で統一されることが予定されています。
また、職域加算についても廃止される方向ですが、
年金払い退職給付という形に代わるだけで、
上乗せ部分は継続されることになります。
給付面については今後しばらくも、
公務員のほうが有利といえるでしょう。
PROFILE
結婚相談所の代表カウンセラーとして約10年間、200名近くの成婚者を輩出。所属協会からは成婚優秀賞や入会優秀賞などを受賞。お客様一人ひとりに寄り添い、最適なパートナー探しをサポートすることに情熱を注いでいます。
監修者:結婚相談所アイビジョン代表カウンセラー 小島千恵