日本老年医学会 老年病専門医との結婚について考えてみる

結婚するなら「医師」と決めている３０代、４０代、５０代の方は多いと思いますが、医師の中でも各分野においてより高度な知識と技術、経験を持つ医師のことを「専門医」と言います。その中で内科に属し、現代の高齢化社会における病気の問題と向き合っているのが老年病専門医です。そんな老年病専門医と婚活で出会い、結婚を考えている方もいることでしょう。老年病専門医との結婚生活とはどんなものなのでしょうか？

１．老年病専門医のメリット

老年病専門医のメリットはやはりその高い収入と言えるでしょう。おおよその平均は1500万円の年収となっており、結婚後も安定した暮らしが約束されます。その上、高齢化が進む昨今では、そのニーズはますます増えることが予想されます。現在でも勤務医を離れ非常勤として働くこともできますし、開業の道に進むなど幅広い選択肢がありますので、専門医の中でも安泰な医師と言えるでしょう。また、老人を相手に診療を行っているため、温和で、人望の厚い医師が多くなっています。そうした点も結婚する相手としてはメリットかもしれません。

２．老年病専門医との結婚生活について

老年病は治癒の難しい病気が主であり、生活面でのケアも大切な治療であるため、患者だけでなく、家族と病状について話す機会を他の専門医よりも多く持つことになります。老年と言うこともあり、患者が急変することも少なくなく、それに備えた当直や夜間の呼び出しなども大切な仕事の一つです。そのため、老年病専門医の場合、収入は安定していますが、結婚後も精神的にも肉体的にも毎日ハードな日が続くことになります。やはり、毎日の生活は仕事優先になると言えるでしょう。夫の仕事を支え、家庭を守っていく役目はすべて妻一人でこなしていかなくてはなりません。老年病専門医の働いている環境などによって若干の違いはありますが、結婚前にはこうしたデメリットについても考えておくようにしましょう。

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