婚活に学歴フィルターはある？結婚相談所では高学歴が有利！？

結婚相手の学歴に求める条件として、男性は自分より高い学歴は敬遠する、女性であれば自分より高い学歴を希望するという傾向があると思われがちですが、実際はどうなのか気になりますよね。

婚活で学歴が問われるのであれば、婚活を始める前から相手がある程度絞られてしまうことになります。これから変えられる部分であればともかく、過去のことで評価が分かれてしまうのは何とも言えない気持ちになる方も居るのではないでしょうか。

今回の記事では婚活における学歴フィルターの有無と、学歴が婚活に与える影響について男女別に解説をしていきます。

学歴フィルターってなに？

学歴フィルターとは企業が新卒採用の際に学歴を選考条件に含んでいることで生まれた言葉です。

特に志望者が多く集まる大企業を中心として多く実施されていると考えられており、
・一定基準以上の学歴の学生のみを選考することで選考を効率化することができる
・学歴の高い大学の卒業生は基礎的な学力を身に着けていると判断することができる
・優秀な人材を確保することができる確率がアップすると考えられる
といったメリットがあると考えられています。

その一方で
・学歴フィルターを使用して選考していると世間に知れ渡ると企業のイメージがダウンする
・学歴フィルターで落とした優秀な人材を採りこぼしてしまう
・学閥等が生まれてしまい企業の衰退に繋がる
といったデメリットも考えられています。

企業が学歴フィルターを設けることで法律上の罰則はありません。しかし世の中では学歴フィルターを行うことは差別的と考えられているため、選考時点で学歴フィルターを使用していると公言している企業は存在しません。

しかし実際の選考で学歴フィルターを使用している企業は多く存在すると考えられています。

婚活市場の学歴フィルターもここから派生しており、婚活相手の条件として有名な大学を卒業していることを求め、それに満たない学歴であれば会うことすらしないということがあります。

どの程度のランクであれば高学歴に該当するかはその人の考え方によって異なり、旧帝国大学や早慶上智といった超有名大学を求める人も居れば医学部であれば高学歴としているなど様々です。

婚活でも学歴フィルターがあるの？

婚活市場で学歴フィルターの有無は婚活をする人の考え方により異なります。

人によっては学歴にとてもこだわりを持っている人も存在しますし、反対に学歴に全く興味のない方も存在します。

ここからは婚活で学歴フィルターを持っている人に焦点を当て、なぜ学歴にこだわっているのかを紹介します。

一般的に収入が高い傾向にある

一般的に高学歴は収入が高い傾向にあると考えられ、収入の高い人は婚活市場では人気です。そのため高収入の相手と結婚を希望する人は学歴フィルターを使用していることがあります。

平均年収の高い企業や業界で働くためには学歴を問われることもありますし、採用条件に大卒以上と定めている企業も存在します。将来的に高確率で年収が増加していく可能性が高い企業も高学歴の多い大企業です。

結婚を考える上で経済力は非常に重視されるポイントであり、その経済力や将来的な収入増加をはかる1つの指標として学歴を参考にする人が存在するのです。

価値観が近い可能性が高まる

価値観は一緒に暮らしていくうえで非常に大切になるものです。

学歴と価値観は関係が無いように思われがちですが、子どもの教育方針を決める際に公立と私立のどちらに進学させるか、塾に通わせるのか勉強には力を入れないのかなど学歴によって教育に対する考え方がズレる部分があります。

価値観が近いことはトラブルのない結婚生活を送るためには重要になるため、結婚後に子どもを希望している場合は事前の価値観の確認として学歴フィルターを使用している人が存在します。

自分自身も高学歴

婚活者自身が高学歴である時、相手にも高学歴を求めることがあります。

相手も高学歴のほうが会話のレベル感が近くなりやすい、将来子どもを育てることになった際にどのような教育をしていくのか考え方が一致しやすいといったことから高学歴の婚活者は結婚相手の条件に高学歴を求めることがあるのです。

高学歴は教養がありそう

結婚相手に教養を求める人は、婚活で学歴フィルターを行うことがあります。

高学歴と言われる大学を卒業している人は高いレベルでの教育を受けてきていることが多く、その教育の中で多くの教養を身に付けていると考えることができます。

そのため、結婚相手に教養を求める人は学歴フィルターを使用していることがあります。

親から認められやすい

高学歴であるほど親に紹介した際に認めてもらいやすいと考えられます。

有名な大学を卒業していることでしっかりとした学力が身に付いていること、一般常識が身に付いていると考える人も多いため、高学歴であるほど親に不安なく紹介することができます。

特に高学歴が多い家系であれば結婚相手の学歴を気にしている場合も多く、紹介する人が高学歴である方が紹介しやすいでしょう。

結婚相談所では高学歴がモテる？

実際に結婚相談所では高学歴のほうがモテるのでしょうか。

ここからは結婚相談所での婚活で学歴がどのように影響するのかを男女別に解説していきます。

男性の学歴は影響する？

結婚相談所での婚活で男性の学歴が高い方が有利に働くのは事実です。

婚活女性が男性に求める条件として大きなものに「経済力」が挙げられます。現在の経済力は年収をみることである程度の判断ができますが、将来的な収入の上昇は現在の年収では判断することができません。一般的には大企業で働いている人のほうが将来的に収入が増える傾向にありますが、大企業に就職できる人は高学歴であることが多いため高い学歴があるほど婚活でも有利に働くのです。

しかし現代では女性の社会進出も進み、男女の賃金格差も小さくなっています。また産休や育休といった子育て後に職場復帰できる制度も整いつつあるため、以前ほど収入を気にする女性は減少していることから学歴を求める女性も減少していると考えられます。

さらに結婚相談所での婚活ではプロフィールに源泉徴収票などを使用して結婚相談所のカウンセラーも確認した年収を公開しています。高学歴でなくとも高収入を達成している男性はプロフィールで証明できるため、学歴に自信がないから婚活で選ばれないということにはなりにくいでしょう。

女性の学歴は影響する？

結婚相談所での婚活で女性の高学歴は良い影響を与える場合と悪い影響を与える場合があります。

良い影響を与える場合としては「相手男性が高学歴の女性を希望している」場合です。男性自身が高学歴であることや、家系として高学歴が多い場合は結婚相手の女性にも高学歴を求める男性が存在します。

対して悪い影響を与える場合は「自分より学歴の高い女性を敬遠する男性がいる」ことです。女性は自分より収入の多い男性や学歴の高い男性を求める人が一定数存在する一方で、男性にはその傾向は少なく、女性の社会進出が進んだとはいえ、家庭的な部分を女性に求める男性は存在します。このような男性は自分より学歴の高い女性を敬遠する傾向があります。

まとめ

今回の記事では婚活における学歴フィルターの有無について紹介しました。

結局のところ学歴フィルターを持って相手を見ているかどうかは相手によって異なりますが、男女で比較すると女性のほうが相手に高学歴を求めることが多い傾向にあります。

婚活市場で人気の男性は経済力のある男性です。一般的に収入の高い男性や将来的に収入が増加していく男性は高学歴であることが多く、女性は結婚相手の男性に経済力を求める結果として学歴というフィルターを通すことがあるのです。

男性で学歴フィルターを通す人は結婚相手に同じレベル感や価値観を求めている人、家系として高学歴が多いことから結婚相手にも相応の学歴を求めているといった場合です。

しかし現代では女性の社会進出や価値観の多様化などに伴い、男女とも学歴をあまり重視しない人も多くなっています。もちろん学歴があるに越したことはありませんが、お互いの相性が合う相手、一緒に居たいと思える相手を見つけることが大切になります。